三日目

夜の海を飽きるほど眺めたい。
明るすぎない月と星の光があるとなおいい。
ひとりぼっちで、砂で遊んで、水で遊んで。一番高く月が上る頃、海に入って月を目指すの。

私は泳げないから、きっとはじめは怖いけど、月と、星と、海とわたしだけになったら、きっとなにも怖くなくなる。

静かな海をそっと漂って、眠りにつきたい。