2018-01-01から1年間の記事一覧

死んでしまうなら、きっと今日がいいと思った。 久しぶりに元恋人と出掛けた。 彼と過ごす時間は楽しかったし、ある程度気が許せる相手だからこそ変に気を張る必要もない。 相手はまだ、わたしのことを好きだという。 どこがどうして、なぜ好きなのかは彼の…

三十五日目

誰かを嫌いになることは誰かを好きになることよりずっと難しくて、 でも、誰かを好きになるたびに自分がどんどん嫌いになってくの。 あの人を頑張って嫌いになりました。だから他の人にたくさん優しくします。 人に優しくされるたび、ダサくて、かっこわるく…

三十四日目

日記をサボっている間にいろんなことがあった。 とても辛いことが凝縮された数日だったけど、なんでかちっとも涙はでなかった。 もうわたし、泣ける元気もないくらい朽ちてるんだって思ったら、笑えるほど馬鹿馬鹿しくなったわ。あのまま死んでしまえばよか…

三十三日目

ドMだから、生きることの痛さに慣れてしまって死ぬことの痛みに憧れを持つようになってしまった。

三十二日目

ああ、気づけば秋がやって来ていたのかしら、吹く風がずいぶん涼しくなった。 秋や冬の好きなところは、空気が乾いていて、夕日がとっても綺麗なところ。 夕日と私の血なら、どっちがあかいかしら。

三十一日目

三日坊主なわたしが、ほぼ1ヶ月死ぬことについて書いてきた。 浮いたり沈んだり、気持ちは毎日忙しい。 色々な変化があるのってよくても悪くても、飽きなくていいから、死ぬときまでそうありたい。

三十日目

自分の死ぬ限界を知りたい。 思い付くこと全部やって、あ、今死ぬってタイミングに笑ってたい

二十九日目

生きてて辛いことがたくさんあったから、誰でもいいからお金を払ってもいいから死ぬまでの間全部聞いてほしい。 そんで、死ぬときにも「よくがんばったね、おやすみ」って頭を撫でながらいってほしいの

二十八日目

死んだら第一発見者は誰がいいかな 親?友達?好きな人? それとも誰にも気づかれずに朽ちちゃう? わたしはさみしがり屋だから、どうか誰かに気づいてほしいな。 そしてできたら悲しんでほしい。 私が死ぬとき、この悲しい胸のうちを全て明かしたいとも思う…

二十七日目

乗り物に乗るのが好き。 電車通学を始めたのは大学からだけど、昔から車、飛行機、船、自転車…と乗り物に乗るのが好きで。 自転車や船なら風を感じたり、飛行機だと内臓が浮く感覚が好きだし、電車やバスや車はほどよい揺れに身を任せてうたた寝したりするの…

二十六日目

痛い思いをしたことがほとんどない。 強いて言えば胃腸炎とか生理だとかその類いになるか。 ピアスを開けたときもさほど痛くなかったし、骨折もしたことがない。 苦しい、辛いとおもうのはいつだって内面的なことばかりだ。 つらいつらいと言うことは多いが…

二十五日目

もし死ぬとしたら、おもいっきり悪いことしたいよね。 だって死ぬ直前にいいことしたって、自分になんの得もないし、みんなわたしのことなんかすぐに忘れて記憶のなかでも風化してしまうだろうし。 悪い噂のほうが広まるのが早くて、後世に残りやすい。 わた…

二十四日目

色々なものに囲まれて眠るのが好き。 だからわたしのお布団回りはぬいぐるみやクッション、漫画本でいっぱい。 ぬいぐるみはともだち。直接声をかけてくることはないけど、語りかけてくるときはあるのよ。私の最大の理解者としてかなしみやつらさ、さみしさ…

二十三日目

どうしても会いたい人がいるの。 10年前のわたし。 わたしは10年前、たしかにしたたかで優しい子だった。わたしは、あなたに自慢できるあなたではないわ。ごめんなさい。 よくも悪くも、たくさん変わったわ。 わたしはわたしで、自分をもって自分らしくいな…

二十二日目

少し涼しい雨の日ってすき。 窓辺に座って雨の地面に落ちるパタパタとした音を聴きながら昼寝をするのがとってもすき。 グレーの空、土の匂い、雨音だけの時間。 傘を差して外を歩くのもすき。傘のなかは自分だけの世界で、その中なら胸のうちの秘密や弱音を…

二十一日目

どこかの死刑囚は、死ぬ前に好きな食事が与えられるらしい。 わたしは最期の時に何が食べたいかしら、美味しいお肉?美味しいお酒?それともなにも食べない?? そんなとき、案外自分でゆっくり好きなようにご飯をつくってお腹一杯食べて死にたいかも。 でも…

二十日目

あたし漫画がすき。 みたことないようなふしぎなせかいも、懐かしく思うような青春の日々も、心ときめくような憧れのせかいも、いろんな世界がある。 すきなものに埋もれて死にたい。 いろんな世界のとびらをひらいて、あたしがきっと幸せにすむことができる…

十九日目

いろんな人と関わってきたけど、孤独を感じやすい人間だから、どうにも構ってちゃんになっちゃうときがある。 だから、たまに、ごくたまに、死ぬときも一緒にてくれる人がいたらなって思うときがあるの。 最後の最後まで一緒にいてくれる人。それって、その…

十八日目

今夜は月がとってもきれいで、昼の暑さが嘘のようにひんやりして気持ちいい風が吹いてる。 ベランダに出て月の光に照らされてみた。もっと近づけたらいいのにって思ったの。 だから、いつかもっともっと近くで月を眺めたい。眩しく感じるぐらいに近づいて、…

十七日目

お祭りの喧騒がすきだから、それが聞こえるすぐそばで息を潜めて、遠くに聞こえる祭り囃子を聴きながら、ああ、なんて賑やかでいい夜かしらとおもいながら死んでみたい。

十六日目

お風呂で寝ちゃうと危ないらしい。 一人で入るとき二、三時間は平気ですごしていつも寝てた気がするけど案外あれ心地よいのよね。 わたしはお風呂が大好きだし、シャワーもすき。汗っかきだから毎日入らないと気がすまないし、リフレッシュできる。 冬の静か…

十五日目

たくさんのユリのなかで眠ると穏やかに逝けるって本当かしら。 本当だとしても、この時期は暑くて寝苦しいから秋か春が良いな。 薄いブランケットいちまい羽織って、大好きなものに囲まれて、きれいな西日に包まれて。 微睡みに身を任せてそのまま自分で気づ…

十四日目

大勢人のいる前は嫌だけれど、高い高い空からジャンプして、風になってみたいとは思う。 怖いものなくなったら落ちるまでの時間がとても楽しく思えるんじゃないかしら。 羽をもって生まれなかったから羽ばたくことできないけれど、生きてきたしがらみすべて…

十三日目

セミは土のなかでどんな夢を見るんだろうか。 深い土のなかにもぐって、まだみぬ地上の夢を見続けることができたなら、永遠に目覚めないのも、悪くない。 虫は嫌いだけども、土の、柔らかく湿った感触、植物や虫、生き物たちやすぐそばで生きてる生命のにお…

十二日目

常に思うのは眠るように穏やかに逝けたら、と思う。 穏やかで優しい夢を見ながら、ずっと覚めずに居たいんだ。 最近穏やかな夢が見れないけれど、夢の中で死んだとき、目が覚めてしまうのがすこし惜しく思ってしまう。

十一日目

誰もいない静かな夜に、寂しさの衝動に殺されてしまうのも悪くない。 死んだあとはどうせ一人だ。人に歩かされてきた人生だったから、一人で最後の一歩を踏み出してみたって、悪くないはず。

十日目

ある日突然帰り道に突然刺されて、殺されそうになるんだ そんなことがあったら怖くて漏らすかもしれないし、本当に怖いとき、一周回って冷静になるかもしれない。 そしたら命乞いをするんだ、三分だけ時間をくださいって。そんで、警察に通報したり、だれか…

九日目

蛤の味噌汁に溺れてみたい。 出汁のよく効いた、美味しい味噌汁に。 塩分がたっぷり聞いた味噌汁に浮かんで、蛤の出汁とからだの水分がすべて溶け合って、私も蛤の味噌汁になるの。 ところで、よあけってどう書く?夜明け?宵明け? 今日のわたしは、酔明け……

八日目

わたしはそんな健康体なほうではないけど、自分のからだの一部を少しずつ売って、世界中へいってみたい 誰かと一緒に世界を見たり、知らない人の声を聞いたり、手足となって駆け回ったり、たくさん鼓動して生を感じたい。 一番非現実的だけど、なんだかとっ…

七日目

誰も自分を知らないところにいって、そこで生活したい。 一週間だけでいいから、すべてを忘れて穏やかな暮らしをしたい。 人生最後の一週間を過ごして、満足したら、死にたい