上海滞在記~二日目~

めしのまとめをあとからまとめるけど、ここにもぶち込んでいるのはご了承を。。。


この日は親戚の家を訪ねて早起き。ぜんぜん寝てねぇしマジで目がシパシパしすぎて死にそうになる。
物心つく前くらいの幼い頃、ささきはこの家でお世話になっていた。正確には家は変わったんだがここにくるとやっぱり懐かしい。

母親を亡くしたマミーにとってはこの家が実家のようなもので、私にとっても大切な家族である。
おばあちゃん、おじいちゃん、おじさん兄弟、おじさん(弟)の息子の家族で、私は言葉は話せなくなってしまったし、にこにこしながら頷くことしか出来ないが、いつも再会を喜んでくれ、可愛がられるのはとても嬉しい。

誰が好きとか決めるのは良くないんだけど、おばあちゃんと、兄おじさんが特に大好きで、(表には出さないけど)本当はもっと積極的にコミュニケーションをとりたいけどなかなか踏み出せずにくすぶっていたりする。
おばあちゃんはよくしゃべる元気なおばあちゃんというイメージが、強かったけど会う度になんか小さくなったように感じて少し寂しかった。
兄おじさんは、障害を持っていて、感情表現が得意では無いようだけれど、不器用ながらとても優しい。(みんな優しいけど笑)言葉を話せない私がぽつーんとしてるといつも「これ食べて」と話しかけてくれる。

自分の記憶の中で、一番ふるい記憶が昔の家の路地で緑豆のアイスバーを少ない歯で一生懸命かじりながら、おばあちゃんが近所のおばちゃんと井戸端会議しているのを見ていた事と、兄おじさんの自転車の後ろに乗りながら着膨れした服の上に小さな腕を弾ませて、蒸したトウモロコシかなにかをかじっている記憶だ。
どっちも食べ物を食べてるところから、当時既に腹ぺこモンスターの素質はあったに違いない。


二日目、朝食肉まん2つ
昼食
クラゲとキュウリの甘酢漬け
塩味の鵞鳥
揚げスペアリブ
揚げグルテンの煮込み
牛肉の炒めもの
スペアリブのポトフ
田ウナギの炒めもの
白身魚とキクラゲのターメリック風味の煮込み
スイカ
豚の脛の醤油煮込み

入院してた弟おじさんの元へ訪ねた後飯を食いまくった。わりとちゃんとした店だったが、こう、なんていうか上海の田舎らしい瓦礫と飼育小屋のような匂いと砂ぼこりに包まれた路地の露天ほど小きたないがうまかったりする。んでもって片言で「オイシイ、オイシイ?」って聞いてくる。肯定するとさも嬉しそうにニコニコする。自分は接客態度とかじゃなく親戚みたいな感じで接してくるのがちょっと好きだと思う。

夕食は家族で。
なんか内装がすごく豪華な店だった。
燻製魚の甘っからい揚げ物
ウリみたいな食感の野菜のお浸し?
塩鶏
塩味のフォアグラ?
15センチぐらいの魚の丸ごと甘酢からあげ
ナマコの煮込み
豚の角煮
コーンの天ぷら
牛肉のフライ
牛アキレスのあんかけ
オリーブ菜とにんにくの炒めもの
海鮮ビーフン
ちっちゃいゴマ団子入りの甘酒(わしの大好物
三種の糸のスープ(もずく、たまご、にんじん、かまぼこ、牡蠣、小エビとかが入ってた)
スイカ
豚すね肉の醤油煮込み

うーん、食べ過ぎて早くも母のおなかがリタイア…ささきは日頃青汁を飲んでいて鍛えられていたからまだ無事。先が思いやられる…
ちなみに六人でめちゃくちゃ腹一杯食べたんだけどこれで一万円ちょいくらいだった。これでも高い部類だと思う。全体的にめちゃくちゃご飯はおいしいし安い。あと量が凄まじい。
この店は内装のシャンデリアと刺繍の入ったピンクのテーブルクロス、同じく赤の薔薇の刺繍の入ったイスカバーと壁紙のゴールドがおしゃれだったのと大型モニターでバラエティー番組を放送してて子どもでも飽きさせない感じで、

清潔感のあるパンツスーツでお団子頭の女性フロアスタッフが多く配置されていて飲み物のおかわりやバッシングなどのサービスも悪くなかった。むしろこっちの国にしてはかなり良いとおもった。

帰りは家族の家に荷物を取りに。
タクシーはだいたい初乗り14元だけど16元の大型タクシーに。初日ほどスリリングではなかった。