十八日目

 

今夜は月がとってもきれいで、昼の暑さが嘘のようにひんやりして気持ちいい風が吹いてる。

 

ベランダに出て月の光に照らされてみた。もっと近づけたらいいのにって思ったの。

 

だから、いつかもっともっと近くで月を眺めたい。眩しく感じるぐらいに近づいて、全身で夜の風と月の光を浴びるの。

 

そして、夜が明けて月がまた遠い彼方に沈んでゆく頃、月におやすみのキスをして月と共に地平線に沈んでいきたい。