世界から猫が消えたならを見てきた

こんばんは、今日も今日とてささきです。

今日は大学の友達と二人で映画、『世界から猫が消えたなら』を見ましたん。 
結論から言うとなんていうかめちゃくちゃ良い映画だったんで、おもっくそダイレクトに宣伝します。なるべくネタバレしないように…がんばるかもしれないし頑張れなかったらごめん!


ひっさびさに映画館へ足を運んで観たんですがね、いつもはなんていうかこう、ストーリーとかよりも映画館の臨場感が好きなんでアクションものやホラーとか、とにかく大スクリーンでの映像ならではの激しいアクションシーンや、迫力のある音とかを求めて映画を見に行ってたんですけど、今回はそういうものじゃなく、純粋に映画として楽しめました。

勝手な持論なんですが、今まで自分が映画館で観てきたモノはアクションシーンを際だたせるためかあまりストーリー性は重視されてなくて、目を引くアクションはあっても『かっこいいな』『きれいだな』っていう視覚的な感情を起こすものはよく見てきたんだけど、今回の映画は視覚的には決して派手じゃなくて、
心理的に、なんていうのか単純に一言では表せないような複雑な、感情が揺さぶられるような映画だった。

語彙力の少ないささきですが、感情はとっても豊かな方でして、自分でもまさかこんなに泣いてしまうとは思わなかったレベルで泣いてしまった。
ネタバレにならないように抽象的にしか、表現できないんですが、主人公の感情とかが、物語的に都合のいいキャラではなくて、寿命を宣告されたときも、世界から何かが消えてゆくときも、感情の繊細な波がすごくリアルで、激しい動きが少ない分切ない気持ちやぎこちなさなんかがさざ波のように少しずつ、少しずつ心を揺さぶられているようで、胸が詰まるような、途方もなく切ない気持ちになった。

ささきは涙もろい涙腺ガバガバ野郎なのでもう割と早い段階で涙腺をガシガシ刺激されていたんですが、涙を流しながらもこの結末を見なくてはとずっと目を明けていたので上映後はしぱしぱになっちまってました。

登場人物は決して多くはないけれど、だからこそそれぞれの、集団の中に居たらあまり目立たないけど、主人公の人生を彩るに相応しい人たちとの絆が、当たり前の風景のようでありながら、儚さや切なさを加速させていって…うーん、なにがいいたいかわからなくなってきた…

何はともあれ、みんないい味だしてた。
個人的には主人公の親友役の濱田岳が、すごくよかった。

いや、みんなよかった。
演出も、キャストも、ストーリーも、一部を除いて派手なものではないんだけど、だからこそすごくストレートに感情を揺さぶられた。
登場人物として一応悪魔がでるあたり非現実的かな、と思いきやすごく現実的な感情の移り変わりを感じた。

小難しいことを言いたかったわけじゃなくて、ストレートに「良い映画だ」って言うには少しもったいなかったから、こうして面面と感想を述べたんだけど、この記事を見る3分間より、世界から猫が消えたならを見る2時間の方が人生においてよっぽど有意義だと思うんだ。

何はともあれ、『ありがとう』の言葉で飾れる人生なら、なんて素敵なんだろうと思う。
今生きている1日1日を大切にしたいと思える作品でしたぜ。

では、また。