趣味のはなし 前編

どうもこんばんは。

こんな時間ですが、今日は趣味の話がしたくなって、ブログをかこうかと。

あらかじめ言っておくと、人によっては気分が悪くなるかも知れない話だから、少しでもちょっとヤベェなって思ったら、そっ閉じ推奨します。

 

ささきはわりと多趣味なほうで。絵を描くこと、音楽を聴くこと、買い物すること、ぬいぐるみたちの写真を撮ること、カラオケに行くこと、料理をすること…いろいろあるなかで、一番集中力を注げるものに、ドールが位置付けられています。

そもそも出会ったのは高校時代。非常勤の先生が小さなアクションドールをつれていて、勧められたのがきっかけでどっぷりドはまり。

はじめはアクションドールを数体、アルバイトを多くするようになって稼ぎが増えてからは中古で大きめのドールを買ったりするようになって。服とか靴とか、自分のことにあまりお金をかけないタイプなので、ドールは初めての大きい買い物でもあったんです。まぁ、それでも中古でしか買えなかったし、服もほぼ自作するほどお金をかけてないほうだけれど。

 

そんななかで、出会いはいつだったけかな、池袋で迎えた一体のドールが、ささきにとってすんげぇ大きな存在になりまして。

 

もともと素体やメイクなしのものを買って、すべて手書きでヘッドを描いてました。

エアーブラシは当時のささきには高かったし、なくてもなんとかなってたから今も使ってない。ヘッドをメイクするのが好きだったんだけども、彼はデフォルトのメイクがされていて、眉毛に少し欠けがあったんですよ。ほんの少しだけ。サイズは今までで一番大きくて、70センチぐらい。

顔が小さくて、キリリとしていて、とんでもなく美しかった。

 

悩みに悩んで、有り金はたいて迎えて、早く合うウィッグを探して、服も作りたいと思って連れて帰った。

ささきはもともとひどく不器用なんで、服を作るのがめちゃめちゃ苦手なんですよね。初めてのドールを迎えたときは情熱だけで何とかしてたし、型紙を見ながらそれっぽく作ったり、ドールの服を縫うためだけにミシンを解体して修理したり…でも、何度作っても上手にはなれなかったから、たぶん向いてないんだと思う。

ルークと名付けた彼も、数えられるほどしか服を与えていない。ささきの絶望的なセンスのやつと、なんとか形になったシンプルなやつをいつも着せている状態だ。

 

そんな彼を結構ウェットな感じで溺愛していた。独り暮らしのときも連れていったし、家出をしていたときも連れていった。まぁ、家族にさわらせたくなかったのもあるけれど。

 

そんな愛しかたをしてたら当然、汚れやメイク落ちが目立ってくる。少しずつ気になっていたけど、忙しいのを言い訳に、ずっとなにもしてこなかったけど、卒業論文が終わった今、彼を描き直す決心をした。

 

(長すぎる気がしたので後編へ。)